▼この作品は下記企画展にて展示された作品です
「岸辺のまれびとたち」林ゆいか個展
2024年4月11日(木)~21日(日)
13:00-19:00 最終日17:00
会期中休廊/15日(月)・16日(火)・17日(水)
https://san-shitsu.com/archives/6237/
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●「祈り 星」
2024 年制作
パネル、岩絵具、アクリル絵具、洋金箔、胡粉など
1167×803mm (P50)
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●以前より作品に登場していたかわいらしく、すこし不気味なケモノや存在。それらを折口信夫氏の用語「まれびと」に重ね合わせて民俗学的な造形にも視点を広げ、絵画にアウトプットする新作展です。自らの興味や視点はどこから由来するのか、創作のはじまりを改めて見つめなおす意欲的な空間となります。
(蚕室)
青はあの世とこの世の境い目の色という一説を知った。
私は夕方の朱の色から徐々に青に変わっていく空の色が思い浮かんだ。
黄昏時、逢魔時などと名付けられた時間。
神でもそうでないものもやってくる他界と繋がる時間。
「まれびと」が現れてもおかしくない。
その空の色を見るたびに心がざわざわする。それはきっと古来から人々が感じてきたものと同じなのだ。
私達は脈々と受け継がれてきた中に生きている。そのことを感じるたび、時間の経過で変わる空の色も、風に揺れる草木も、獣達の足跡も、愛しく思う。
(作家/林ゆいか)
<林ゆいかプロフィール>
2008 武蔵野美術大学造形学部日本画学科 卒業
個展
2023年 記憶の庭にて gallery kissa / 浅草橋
2022年 林ゆいか絵画展 石窯パンハル・雨海商店企画 /長野
2022年 森とケモノのアーカイブ Gallery 蚕室 / 西荻窪
2021年 Somewher not here gallery kissa / 浅草橋
2021年 大粒の涙 art space ruriro / 川越
2020年 種をまく 絵をえがく ONVO SALON URAWA / 浦和
2020年 森とケモノを巡る旅 Gallery 蚕室 / 西荻窪
2019年 森を紡ぐように artspace ruriro / 川越
2019年 hide and seek gallerykissa / 浅草橋
2018年 ただよう、よる ギャラリーキッサ / 浅草橋
2018年 森とケモノ Gallery 蚕室 / 西荻窪
2017年 生きとし生けるもの ギャラリーキッサ / 浅草橋
2016年 星あつめ ギャラリーキッサ / 浅草橋
2016年 星さがし gallery元町 / 元町
2015年 風のなる日 ギャラリーキッサ / 浅草橋
2014年 ひみつの庭 ギャラリーキッサ / 浅草橋
2013年 にちにちつながり ギャラリー檜 plus / 京橋